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B:エネルギーと環境 エネルギーと環境 2:くらしを支えるエネルギー 3:エネルギー資源の利用と環境問題 1:エネルギーとは何だろう?

1:エネルギーとは何だろう?(その1)

エネルギーは、星や生命の誕生にも重要なかかわりを持っています。そして、太陽エネルギーはわたしたちの暮らしに欠かせないものであり、多大な潤いをあたえてくれます。そんなエネルギーと生活活動のかかわりを調べていくことは、生命の尊さやエネルギーの重要性について、より学習を深めることができるのではないでしょうか。
その1 プロメテウスのお話 星の生死 地球と太陽エネルギー
その2 人体でのエネルギーの流れ|位置エネルギーと運動エネルギー|生活のなかのエネルギー|
関連図書、サイト その2


プロメテウスのお話
人類は、古い祖先である北京原人の頃から火を使っていたと言われます。 人類の進化ときってもきれない火にまつわるギリシャ神話「プロメテウスのお話」をご紹介します。
“プロメテウスは、いろいろな動物にさまざまな性質をあたえる仕事を、最高の神であるゼウスから申しつけられました。プロメテウスとは、<先に考える者>という意味で、つまりとても賢かったのです。ところが彼は、その仕事を弟のエピメテウス<後から考える者>にまかせてしまいました。エピメテウスは、ある動物にはするどい爪を与え、またあるものには、空を飛ぶことのできる翼をあたえ・・・という風に、それぞれの動物に身を守る手段をさずけて大得意でした。ところが最後に人間の番になると、もうあたえるものが何も残っていないからさぁ大変。人間は、爪も翼もなく、毛皮も身につけず、夜は寒くて震える有様でした。そこで兄のプロメテウスは、天から火を盗んで人間に与えました。それ以来、人間は寒いときには体をあたためたり、たべものを煮たり焼いたりするだけでなく、銅や鉄の道具をつくるなど、火を使いこなし、他の動物とは違う文明を持つようになったのです。ところが、プロメテウスは、天の火をぬすんだということで、ゼウスの怒りにふれ、大変な苦しみを味わうことになります。”このエピソードは、火は人類にとって大変な恵みであると同時に、時には大きな災いともなることを示しています。


星の生死
宇宙にただようチリ(星間ガス)は、お互いに引き合って集まり、だんだん大きな固まり(原始星)になっていきます。これは、チリ同士が持つ「位置エネルギー」(物が動くことにともないもの)が、「運動エネルギー」(物体が動くことにともないうもの)に変化していっているのです。チリが集まる際に、中心に向かってぶつかり、原始星は高温になります。そのときに「熱エネルギー」が発生します。そして、原子同士がぶつかって別の原子をつくる核融合反応が起き、とてつもない熱と光のエネルギーが生まれ、恒星が誕生します。恒星の近くでできた惑星は、「光エネルギー」から「化学エネルギー」がたくわえられ、生命のもとがつくられます。恒星が誕生から数千年、数億年ほどして、核融合反応が起こらなくなると、恒星は、内部からのエネルギーを失って、縮み、チリの形で宇宙空間にとんでいきます。これを超新星爆発といい、すべてはチリになってふたたび宇宙に投げ出され、それがまた新しい星や生命の誕生のもとになります。このように星の一生は、エネルギーと非常に密接な関係を持ちながら、くりかえされているわけです。
星の生死:宇宙は物質とエネルギーの源。星が誕生と死をくり返し進化するなかで、すべてのものは生まれた。



地球と太陽エネルギー
わたしたちの生活の一番の基本は、太陽から降り注ぐエネルギーによって支えられています。地球に降り注ぐ太陽エネルギーは、一秒あたりの平均にして約44兆キロカロリーにもあたり、これは人類全体が毎秒使っているエネルギー消費量の2万5千倍にもあたります。地球にやってきた太陽からの光エネルギーの約1/3は、雲などに反射され残りの一部は大気に吸収され、地表に届くのは、およそ半分です。この太陽エネルギーは、海水や湖水や地面をあたため、水を蒸発させます。そして、この水が雨となりふってくるわけです。このような水の循環は、地上の生物が生きていくために不可欠なものです。また、地球にはいってくる太陽エネルギーの、わずか0.2%ほどが、風や海の潮の流れをおこし、気象の変化をうみ、ゆたかな地球をうみだすエネルギーとして働いています。
このように太陽のエネルギーは、さまざまな形で仕事をしながらも、最終的にはほとんどすべてが熱の形となり、宇宙にもどっていきます。地球上にとって、太陽は活動力をあたえるエネルギー源であり、太陽の果たす役割は、とても重要です。
太陽エネルギーのわずか0.02%ほどは、植物の光合成作用によって植物の中に蓄えられます。光合成とは、緑色植物が、炭酸ガスと水から光のエネルギーをつかって炭水化物を合成することをいいます。炭水化物は、材木や繊維、動物のたべものになったりして、地上のあらゆる生活の基本となります。もちろん、わたしたちもこの光合成のおかげで、太陽エネルギーを食べて生きているわけです。人間は、活動エネルギーを食べ物から摂取しますが、その食べ物となる牛や豚も草などの炭水化物を食べて育つわけですから、肉類のもとは、太陽エネルギーということになります。
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その1 プロメテウスのお話星の生死地球と太陽エネルギー

その2 人体でのエネルギーの流れ|位置エネルギーと運動エネルギー|生活のなかのエネルギー|
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